エコキュートの問題

エコキュートを使っている家庭も増えてきました。
ガスを使わなくても良いのでガス代を節約することができるのが魅力です。
エコキュートのような電気給湯器は貯め湯タンク型の給湯システムとなっています。
電気代が安くなる深夜にまとめてお湯を沸かして溜めておき、それを次の日に使っていきます。
家庭によってはかなり大きな貯め湯タンクを庭などの敷地内に設置する必要があります。

このタンクシステムなのですが、少し問題もあります。
設置場所によっては地震があったときに転倒してしまう可能性があるのです。タンクがたおれて中のお湯が近くにいる人にかかってしまう可能性があり、とても危険です。

このようなトラブルが問題視されるようになったのは2011年の東日本大震災の時です。この地震による貯め湯タンクの転倒事故は約100件もあったそうです。
その後も地震によって地盤が傾いた土地などは危険性が高まったり、故障が起きたりといったことが発生したそうです。

中に入ってるお湯はかなり温度の高い熱湯です。そしてタンク自体の重量もあります。倒れてきたらとても危険です。
また、転倒により電気系統に異常が発生することもあります。すると家の他の電気使用にも支障が出てきてしまいます。

もし地震が発生したらタンクが倒れていないか、周囲に異常がないかを確認するようにしてください。